子どもたちを放射能から守る・八尾の会

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10/10(3) 公明党・金沢議員と面談

明日、大阪市立環境科学研究所にて、震災がれき焼却の安全を確認するためのラボ実験が行われます。

11月に予定の試験焼却では、「JIS Z 8808」という規格で排ガス中の放射性物質の濃度を測定しますが、焼却に反対する市民や科学者などから「JIS Z 8808 はダスト(煤塵)を捕捉する規格であってガス状のもの(霧、気体)は測定できない」という批判が多いことから、それを確認するために今回のラボ実験が設定されました。

したがってこの実験で、「JIS Z 8808 でセシウムがほぼ100%捕捉された」という結果になることは、試験焼却の安全性・正当性が確立されたことを意味します。
ということは、逆に「捕捉されなかった」という結果になれば、大阪市は試験焼却をすることができなくなります。

ガレキを受け入れたい橋下市長や幹部は、このラボ実験で「捕捉できなかった」という結果を出すわけにはいきません。
そのことから、捕捉が可能な塩化セシウムのみを使用する、ごまかしのインチキ詐欺実験を計画してきました。

私の知人で元エンジニアの方(工学修士)がそれに気が付き意見書を作成し、それをもとに熊本先生、河野先生、青木先生らも、ラボ実験を批判する意見書を作成してくださいました。
国の研究所で衛生化学の研究をされていた方からも意見書をいただきました。

これらの内容について金沢議員にご説明するため、今日に面談をお願いした次第です。

金沢議員は、このラボ実験について、議員の中では最も責任と権限を持っていると思われます。

この実験は、公明党が議会提出した附帯決議に則って行われています。
附帯決議案に共産党も維新の会も賛成しましたが、実験方法についてまでは議会で問われていないので、実験方法が詐欺的な内容であったとしてそれに他会派が抗議しても、公明党が実験結果を了承すれば、他会派議員や市民の反対の声は無視されます。
そして、いくら橋下市長が実験結果を了承しても、附帯決議を提案した公明党が認めなければ、この公明党の判断を橋下は無視することはできないということでもあります。

附帯決議には法的な拘束力はありません。本来は市長が無視しようと思えば可能です。
そのことを共産党の北山議員は分かったうえで、前回の市議会で橋下市長に「附帯決議を守りますか?」と質疑され、橋下市長から「議会で決まったことだから守ります」という答弁を引き出したわけです。この意味は非常に大きいと思います。

環境対策特別委員で専門的な知識をお持ちである金沢議員(大阪工業大学工学部卒・共栄社化学㈱で27年研究に従事)が、このインチキなラボ実験の結果を認めないことが、この問題の重要なポイントです。
だからこそ、実験が行われる前に、どうしても金沢議員に会って話しを聞かせていただく必要があったわけです。

お忙しい中、夜の10時から大正区の事務所で会ってくださいました。

金沢議員は、私のブログの記事や私のブログからダウンロードした専門家らの意見書をすべてコピーして持っていました。しかも、赤線をたくさん引いて、チェックをされていました。

そのことから、私が説明せずとも、私たちの疑問や心配をよく理解されていました。そして、明日は必ず問題点を指摘すると約束してくださいました。
「明日のは、とりあえずプレテストだから、明日の実験で終わらせたりしない。塩化セシウムだけではなく、酸化セシウムや炭酸セシウムも実験するべきだし、実際に100ベクレルの焼却灰を使って実験すれば話は早い。そのようにさせる」とおっしゃっていました。

公明党のことを信じられない気持ちがある私は、維新の会と選挙協力を結び、補正予算に賛成したことで市民は公明党に裏切られたと思っていることを告げると、それに対しては強く否定し「みんな勘違いしている。私たち公明党はそんな党じゃない。命を守る党だ!政治的な判断で危険なもの安全といって市民の命を脅かすことは決してしない」という主旨の話をされました。

その時の金沢議員の顔は、真剣そのものでした。

私たち市民は、この金沢議員の発言を信じて応援すべきだと思います。

公明党の綱領には次のようにあります。

“「公明党」は、〈生命・生活・生存〉を最大に尊重する人間主義を貫き、人間・人類の幸福追求を目的とする、開かれた国民政党です。”

この理念に基づいた公明党の政治活動を、私たちが全力で応援することで、金沢議員をはじめすべての公明党の議員は、必ず私たちの期待に応えてくださるのだと思いました。


明日の実験に市民は参加できませんが中継がありますので、お時間があるかたは是非ともご覧ください。
IWJ大阪であるはずです。



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10/10(2) ラボ実験の疑義を訴える記者会見

大阪市が明日に行うラボ実験は、はじめから答えの決まっているインチキ詐欺実験です。

そのことをメディアに周知させるため、急きょ記者会見を開きました。

私を含め5人の市民で大阪市役所内の記者クラブ室で行いましたが、いつも私たちにバクフィルターのことや放射性物質の測定方法などの専門的な情報をくださる電気メーカの元エンジニアの方(工学修士)が、わざわざ片道2時間もかけて駆けつけてくださいました。

この方が、ラボ実験の情報をつかみ、その中身を精査して問題点を書面にまとめてくださったお陰で、その後に熊本先生や河野先生や畑先生や青木先生などにもご意見をいただくことができ、こうして市民がインチキラボ実験に対して批判することができるようになりました。

本当に感謝です。ありがとうございます。

記者会見をしましたが、おそらくメディアは報道しないと思います。
しかし、明日に行われるラボ実験には記者も参加するので、その前に実験についての問題点を記者たちに知ってもらうことで、大阪市の説明を鵜呑みにすることは避けられるのではないかと期待しています。


◆記者への主な配布資料 (PDFファイル)
「排ガス中の放射性物質の測定方法に関する実験に関する問題点、疑問点」(改定3)
「大阪市の『放射性物質の測定方法に関する確認について』のコメント」
「大阪市の震災がれき焼却及び放射性物質の挙動に関する実験について」
「排ガス中の霧状放射性セシウムを捕捉する方法」(陳情書)


10/10 大阪市のラボ実験について (環境ジャーナリスト・青木 泰氏)

環境ジャーナリストの青木さんにも、大阪市が明日に行う予定のラボ実験についてご意見をいただきました。

以下に紹介します。 PDFファイルはこちら ⇒ <ダウンロード>


大阪市のラボ実験について
                 
                                      環境ジャーナリスト 青木 泰

大阪市は、試験焼却の前にラボ実験を行うという。
大阪市の実験の内容の説明を読んでも要領が得ないが、要するに次のようなことだった。

がれきの試験焼却では、
①最大の関心事は、煙突から排出される排ガス中に、放射性物質がどのくらい含まれているかである。
②次に、バグフィルターでどれだけ除去できるかの確認が求められる。

試験焼却に際し、①の場合、煙突の中に排ガスを採取する採取口を入れる。そこから流れ込む排ガスは、ろ紙(円形ろ紙と円筒ろ紙)を通過させ、排ガス中に含まれる放射性物質がそのろ紙に捕捉される。(円筒ろ紙を通過した場合は、蒸留水の中を通し、そこで放射性物質を捕捉するようにしている。)「図2、環境省の『放射能濃度等測定方法ガイドライン』で示された資料採取系」参照
今回の実験は、そのろ紙(&蒸留水)が、本当にセシウムを捕捉できるのかの予備実験である。

この件について大阪からは、「ラボ実験の問題点、疑問点」という見解が送られてきた。
これに対して、島田市の試験焼却の実験データから計算して、60~80%しか除去できていないと発表した野田宏氏から下記のような見解が送られてきた。以下に紹介し、その後私の見解を示す。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大阪市の実験概要と懸念点のまとめについてざっと目を通しました。
まず、懸念点のまとめについては良くまとめられていると思います。

今回の実験ではバグフィルターでセシウムが除去できるか否か?ではなく、その後の円筒ろ紙での捕集がキチンと出来ているか否か?に焦点を当てています。
7.26の院内学習会の席でも少し説明しましたが、僕も「円筒ろ紙」による捕集には懸念を抱いています。
端的には、円筒ろ紙の捕集効率が低いと予想され、その結果、除去率が高く出ているのではないか?と言う点についてです。

このような懸念について大阪市が「実験」を行うようですが、僕もなぜ塩化セシウムなのか?と言う事と、なぜCs133なのか?と言う点に疑問を感じます。
この点について、青木先生に依頼された方達は同じ疑念を抱き、キチンとまとめられているのでまったく問題ないと思います。

あえて付け加えるとすれば、以下の点になるかと思います。
①国環研はセシウムの存在形態として塩化セシウム以外にも酸化セシウム、水酸化セシウム等の存在を示唆している。
⇒これらの実験を行わずに捕集効率を議論することはおかしい。
(依頼者さんの元記事に、国環研の事実を付け加えただけ)

②焼却炉での実際のセシウムの粒径、存在状態(ガスor粒子)が分かっており、その状態を再現できなければこの実験の意味はない。
⇒本実験はバグフィルターを抜けてきたセシウムを円筒ろ紙でキャッチ出来ているか否かの再現実験なので、バグフィルターを抜けてきたセシウムの粒径を再現出来なければ意味はない。
予想としては、本実験では実際の系よりも相当大きな粒子径となってフィルターに捕集されると予想される。
本来知りたいのはバグをすり抜けてきた超微小粒子を円筒ろ紙で捕集出来るか否か?なので、粒径を再現できない本実験はやる意味がない。
しかし、素人のメディア記者はその点を理解できず、「捕集出来ました!」と言う結果にだまされるパターンです。

③今回の実験では「水」の影響が考慮されていません。
⇒実際の焼却炉では排ガスは多量の水を含みます。
資料が手元にないので確認できませんが、環境省のデータで一回だけ円筒ろ紙の前か直後で凝集水の測定を行っています。
この時は、測定限界が高くNDでしたが、キチンと測ればここが一番怪しいと思っています。
何が言いたいかと言うと、サンプリングした排ガスはサンプリング冶具を通じて円筒ろ紙に入ります。が、このサンプリング冶具は数百度に温められている事はなく、排ガス中の水は冶具の中で凝固し、水となります。
この凝固が円筒ろ紙の前か直後で生じていると記憶しています。
よって、実際の系においては円筒ろ紙の前後で水が凝集し、そこにセシウムが溶解してしまう事は十分考えられます。
一方、今回の実験ではそのような「水」の存在は考慮されておらず、この点についても相手方に「有利」な結果となる事が予想されます。 

④環境省や国環研はバグフィルターのセシウムの捕集効率がほぼ100%と自信を持っているが、東京都では焼却炉からアスベストが検出された。アスベストの検査は顕微鏡で本数を数えているレベルであり、大きさとしては数μm以上である。
⇒アスベストがバグフィルターから抜けているのに、それよりもずっと小さいセシウムがバグで除去できる合理的説明はなされていない。
この点は本実験と関係ないが、キチンと説明を求めるべき点である。

とりあえず、第一印象としては以上の4点だと思います。
雑多なメールとなり申し訳ありませんが、ご確認ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

野田氏の話と大阪からの見解を私なりに含めまとめると、

①今回の実験は、沸点と融点が高い塩化セシウムについてのみ実験しているが、その他のセシウム化合物についての実験がなされていない。他の場合、煙突の中の200度前後の温度では、固形状にならず捕捉が難しいのでは?
②100Bq/kg以下のがれきを運んでくるといっているが、この実験においても、同様のがれきを使い、ゲルマニウム半導体検出器でどのくらい捕捉できているかを測ればよいのでは?
③捕捉の問題に加え、補足したものを検出する検出器についてどのような検出器を使うのかー質量分析器等の核種ごとの量が精密に測れるものが使われているのか?その点も問題。


10/9(2) 大阪市への要請状 (明治学院大学教授・熊本一規先生)

大阪市が行うラボ実験(10/11)について、明治学院大学教授で工学博士の熊本一規先生からご意見をいただきました。

私たちの依頼に対して、お忙しい中であるにもかかわらず、快く引き受けてくださいました。
熊本先生には本当に感謝です。

以下の紹介します。  PDFファイルはこちら⇒ <ダウンロード>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
<大阪市への要請状>
 
           大阪市の震災がれき焼却及び放射性物質の挙動に関する実験について
                            
                                              明治学院大学 熊本一規
 
 10月11日に大阪市立環境科学研究所において、排ガス中の放射性物質の挙動に関する実験が行なわれると伺っています。
 その測定方法について、大阪市「放射性物質の測定方法に関する確認について」には次のように述べられています。

1.概要
ごみ焼却工場から排出される排ガス中の放射性物質濃度の測定については、環境省から『放射能濃度等測定方法ガイドライン』等が示されています。
このガイドライン等による排ガス採取のサンプリング方法において、特にガス状のセシウムの挙動がどのようになっているのか、実際の測定方法と同様の実験装置を用いて確認を行います。
2.確認方法
試薬の塩化セシウムを、環状電気炉を用いて加熱し塩化セシウムを気化させて、ガイドライン等に示された排ガス採取装置に吸引させます。排ガス採取装置には、蒸留水を入れた吸収びんを3本つないで、それぞれの吸収びんの捕集割合を調べます。

 しかし、何故、試薬に塩化セシウムのみが用いられるのでしょうか。
 放射性セシウムは反応性に富む元素であるため、塩化セシウムのほか、酸化セシウム、水酸化セシウム、炭酸セシウムなどの形でも存在します。
 焼却炉を出た排ガスは200℃まで冷却された後バグフィルターでダストが取り除かれますが、塩化セシウムは、融点645℃、沸点1295℃なので、200℃まで冷却されれば、確実に固体になります。そのため、バグフィルターや環境省の放射能濃度等測定方法ガイドラインで示された試料採取系(円筒ろ紙+ガス吸収びん)で捕捉することは容易です。
 他方、酸化セシウム、水酸化セシウム、炭酸セシウムなどは、焼却炉の中で分解してセシウム単体を放出しますが、セシウムは、融点28℃、沸点671℃ですから、200℃では液体状及び気体状で存在するため、塩化セシウムほど容易に捕捉することはできません。
 そのうえ、実際の焼却炉では、他の様々なごみと混焼され、複雑な化学反応が生じます。
 したがって、試薬に塩化セシウムのみを用いることは、放射性セシウムがバグフィルターや試料採取系(円筒ろ紙+ガス吸収びん)で捕捉し得るという結論を導くための意図的な行為という疑問を拭いきれません。
 また、ガス状水銀の吸収には、硫酸酸性過マンガン酸カリウム溶液を用いるのに、セシウムの場合には、何故蒸留水を用いるとされているのでしょうか。一般に、金属の溶解度はPHによって左右されますが、蒸留水(PH7)を用いることで、意図的に値が低く出るようにしているとの疑問も拭いきれません。
 さらに、仮に、バグフィルターで放射性セシウムを捕捉できたとしても、捕捉された放射性セシウムあるいはバグフィルター自体はどこでどう処理されるのでしょうか。
 バグフィルターは、往々にして、焼却炉の中に入れられて燃やされると聞いています。そうであれば、放射性セシウムが焼却炉の中に蓄積され、濃縮されるだけです。
 焼却炉の中に入れられるのでなければ、産廃として最終処分場に運ばれます。放射性セシウムは、最終処分場では土壌中及び汚水中に含まれ、汚水は汚水処理施設で処理されることになりますが、汚水中の放射性セシウムが汚水処理によってなくなることはありません。それは汚水処理施設から抜き出される汚泥の中に含まれ、再び産廃となって、焼却されるか処分場に埋められるだけです。
 要するに、大阪市に搬入された震災がれき中の放射性セシウムは、大気に放出されるか、北港処分場に埋められるかのいずれかでしかなく、いずれにしても、その後、放射性セシウムは、長期的に大気・水・土壌の間を自由に行き来することになるのです。
 処理の原則は集中・濃縮であり、その原則に基づけば、放射能を含む物質は、より高濃度のほうへと集中すべきです。震災がれきを広域的に拡散させる環境省の方針、及びそれに応えた大阪市における震災がれき焼却は、処理の原則に反する愚策というほかありません。

 大阪市の震災がれき焼却及び排ガス中の放射性物質の挙動に関する実験に疑問を呈するとともに、震災がれき焼却の方針を一刻も早く撤回されることを要求いたします。

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◆熊本一規先生の著書

がれき処理・除染はこれでよいのかがれき処理・除染はこれでよいのか
(2012/06/23)
熊本一規、辻 芳徳 他

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